ファッションブランド日本代表!ケンゾー(KENZO)の魅力
- 2019.11.26
- ファッションハイブランド


1970年代のファッション界を牽引したのはイヴ・サンローランだけではありません。日本モード界のパイオニアにして世界に誇る日本初のファッションブランド、ケンゾーもその一つです。
多彩な花柄は当時のパリのファッション業界に大きな影響を与え、現在でも世界中で高い人気があります。
そんなファッションブランド日本代表、ケンゾーの魅力をお伝えします。
ケンゾーの歴史

1970年、パリの小さなブティックに高田賢三氏が創立しました。当時、日本人差別的にジャングルジャップと名乗ってオープンさせたというのは驚きです。
創業開始直後に賢三氏は3か月かけて自ら店内に絵をかき、小さなファッションショーを開きました。それがファッション誌「ELLE」編集長の目に留まり、すぐに表紙を飾ります。
日本の着物からインスピレーションを受けたスタイルの洋服はパリモード界で大ヒット。当時のパリとは全く異なるイメージのカジュアルな路線を多くラインナップしたことも注目を集めました。

着物の生地を使い、着心地のいいジャパニーズファッションを瞬く間に世界中に広まり、NY、東京などコレクションを次々と開催。
1983年、メンズウェアのラインを登場させ、その後はジーンズラインや「ケンゾー・ジャングル」なども発表。
1999年には賢三氏はデザイナーから一度は引退したものの、新たに「高田賢三」という会社を立ち上げ、2002年にブランド「YUME」を発表しました。
2004年、アテネオリンピック日本代表のユニフォームをデザイン。まさに日本代表のブランドです。
現在でも、華やかなケンゾーのアイテムは世界中で人気があります。
色・旅・自然

ケンゾーのブランドキーワードは「色・旅・自然」です。これは賢三氏本人が日本からパリへ渡航した際にアジアやアフリカなど様々な国を訪れ、今まで見たことのなかった色彩豊かな草木や美しい花々、珍しい建物や文化に触れ、インスピレーションが沸いたことによるものです。

the world is beautiful[世界は美しい]~これは賢三氏が旅の中で最も強く感じたことで、それは服のデザインに余すことなく表現されています。
色彩豊かで多国籍なイメージを踏襲した作品たちは華やかで斬新です。日本のなめらかな着物生地にトロピカルな絵柄、和洋折衷が絶妙にマッチしており、ゆったりとしたスタイルは自然の解放感を感じさせてくれます。
もちろんこのデザインは爆発的に人気があります。
ケンゾー 定番アイテム
皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか?あの見た瞬間に派手な虎が目に飛び込んでくるスウェット。
『タイガースウェット』です。

ケンゾーの自然をテーマにした遊び心あふれる斬新なデザイン。トラの上にブランドロゴが光るスウェットが大人気。創造性あふれる世界を表現しているそうで、初見のインパクトはメガトン級です。
ちなみにこのデザイン。ブランドのアイコン的なデザインになっており、スウェットの他にも、Tシャツや帽子、靴にバックととにかくいろんなアイテムに使われています。

ケンゾーのフレグランスも人気アイテムの一つです。女性らしいピュアでふんわりとさわやかな香りが大人気でメンズフレグランスも発表されているため、クリスマスのプレゼントにペアフレグランスとしておすすめです。
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