高級ブランドのナイロン!?プラダ(PRADA)の魅力
- 2019.11.14
- ファッションハイブランド


シンプルなナイロン製のアイテムで有名の高級ブランド。
ナイロンというと正直高級なイメージがしません。高級なバックと聞くと大抵本革が使われて手入れが大変なものが思い浮かびますよね?
しかしプラダで有名なのはナイロン製で単色に金色のプラダのバッジがついたもの。多くのセレブがそれに大金をはたいて喜んでお買い上げしていきます。
そんなプラダの魅力に迫ります。
プラダの歴史

1913年、ファッション業界の中心 イタリア・ミラノでマリオ・プラダとマルティーノ・プラダ兄弟によって創業されました。思いっきり皮革専門店として。ナイロンとは無縁のお店です。
創業開始してすぐに世界中から集めた珍しい素材で人気を博します。ワニ革、蛇革などイタリアでは絶対取れませんからね。
どの素材も上質で、プラダ兄弟が世に送り出す製品はどれも高品質でした。数年でイタリア王室御用達となるほどに評判も上々でした。

第二次世界大戦、上質な革は取れなくなてしまいました。また、戦時中という事もあり高級革製品の需要は低下。終戦後には王政も廃止されたため、王室御用達の称号はなくなってしまいました。この時、すでに兄のマリオ一人になってしまいました。
驚きですね。てっきり兄のマリオが弟と離れ配管工になったと思っていました。でも、マリオがプラダに残ったのです。
1978年、経営が低迷していたプラダはマリオの孫、ミウッチャによって復活を果たします。彼女が現在のプラダを作った張本人なのです。
デザイナーでもあったミウッチャは工業用の防水ナイロン素材【ポコノ】を用いてナイロンバッグをデザインしました。軽くて丈夫な上、トレンドに左右されないシンプルなデザインの製品は大ヒットします。
現在は最も価値のあるブランドに毎年選出されるほど大きく成長しました。
どんなものにも合うシンプルさ

友達がバラの描かれた、一緒に洗濯したら他のすべてが赤く染まりそうな赤いシャツを持っているんですが、着ているところを見たことがありません。おそらくコーディネートがしにくいのでしょう。
派手なデザインや完成しすぎたデザインは組み合わせずらいのです。
その点プラダの製品はシンプルです。色は黒系が多く単色で、アクセントに金のプラダバッチがついただけ。しかしどんな服にも合わせられます。
トレンドに左右されないほどシンプルなため、時代に遅れることもなく先走ることもありません。永遠に使用できるデザインなのです。

さらに、どんな場所にだって持っていけます。フォーマルな場にもふとした時のお出かけにも。
プラダのデザインは車で言うとBenzのゲレンデです。ランボルギーニのように悪目立ちせず、ダイハツの軽ほど地味ではありません。
しっかり高級感があり同時にどんな場所にも行けます。
プラダのナイロンは特別製
あのナイロンの名前は「ポコノ」といい工業用ナイロンなんですが、主な用途はシンプルで美しい高級バッグではありません。テントやパラシュートといった軍事用品に使われていました。
低迷していたプラダでミウカッチャは祖父の使っていた旅行カバンにこの「ポコノ」が使われておりそこから着想を得て新しいバッグを誕生させました。
「ポコノ」は強度はもちろん撥水性が高く、それでいて手触りはシルクのよう。薄く軽量というさすがにミリタリーで開発されただけあり、最強の素材と言っていいものです。

黒のポコノバッグは文字通り一生使ていけるほど丈夫で実用的です。一つ持っておけば間違いのないマストアイテムとなるでしょう。
長いスパンで見ればかなりコスパいいかも。
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